2020/12/06
舞台レッスン
１１月２１日は、発表会を行う予定で、
劇場を借りていました。
ちょうど一年前に、
劇場を借りるための抽選会があり、
１１月は人気があるとのことで、
抽選会場が大変混み合っていました。
土日祝日を取りたい人達が、
２０名程いました。
そこで何とか土曜日を取る事が出来たのでした。
抽選時は、とても緊張しました。
発表会が１１月に出来るか出来ないか
この抽選にかかっている！
と思うと、舞台で踊るより緊張しました、、、
そんな感じで借りた舞台でしたが、
新型コロナウイルスで
当初、発表会の練習に入る予定だった４月頃は
緊急事態宣言が出て
発表会どころか
レッスン自体がお休みになることに。
その後も
いつどうなるか分からない状態が続き
宣言が解除されて
６月からレッスンを再開しましたが、
まずはずっと休みだった
レッスンを普通に行えること
が最優先で、
発表会の参加の有無を取る段階でもなく
発表会の練習に入る段階でも
全くない状態でした。
そして、しばらく様子を見ていましたが、
発表会をやろう
という決断がなかなか出来ずにいました。
それはやはり
「何かあってはいけない」
という思いがあったのと
発表会には賛成反対と
意見が分かれる可能性があり、
参加する人としない人に分かれてしまうと
通常レッスンで発表会の練習が出来ない等
色々な問題が出てきてしまう懸念もあり。
現状「発表会は難しい」
という結論には達していました。
ただ、
年に一度の舞台という最高の機会を
子供達に経験してもらえないという部分で
かなり葛藤がありました。
考え悩んだ末、
発表会ではなく
今回は舞台でレッスンをすることにし
(レッスンなら
メイクや衣裳も無く
マスクも使用していて良いし
見学人数に制限を設ければ
感染リスクを最小限に出来ると。)
そして、先日２１日に
舞台にて
通常のレッスンを行いました。
内容はレッスンでしたが、
照明を本番と同じように付けてもらい
来年の発表会に向けて
よりイメージが出来るようにしました。
目的は、
舞台で踊って
生徒達に
舞台経験を積んでもらうこと、
来年の発表会に向けて
モチベーションを上げてもらうこと、
舞台で思いっきり楽しんでもらうこと。
これらの目的のためと
コロナ禍で
色々な制約がある中での開催でしたので
今回は生徒さん達から
舞台費用としては一切頂かずに行いました。
また、このようなご時世なので
参加は任意でお願いしましたが
全員参加されました。
そして実際に舞台レッスンを行ってみた結果、
生徒達は
とても興奮していて
舞台を楽しんでくれたようです。
来年の発表会に向けて
モチベーションも上がってくれたようです。
「来年ここで踊るんだ！！」と。
保護者の方も
子供達のレッスン風景を
しっかり見られて
良かったのではないかなと思います。
私から見ると
いつも以上に
皆、真剣に
よく頑張っていました。
今回、舞台レッスンを行って
本当に良かったと思っています。
もしあのまま劇場をキャンセルしていたら
きっと後悔していたと思います。
舞台レッスン後に
生徒達一人一人から
感想を聞かせてもらいました。
皆、一様に
「楽しかった！！」と
目を輝かせて話してくれました。
「このまま舞台がずっと
終わらなければいのにと思った」
「緊張したけど、本当に楽しかった」
「早くまた舞台で踊りたい」
といったように
明らかにモチベーションが
上がっている様子が伺えて
私も嬉しかったです。
それから、保護者の方々からは
「良い経験をさせて頂きました」
「子供の成長が見られて感無量でした」
「夏の発表会が今からとても楽しみです」
といったように
ポジティブなご感想を沢山頂き
非常にありがたかったです。
舞台レッスンの後
子供達のやる気が
上がっているのがよく分かりました。
生徒達にとって
舞台で通常のレッスンを行うことで
長い時間
舞台上で過ごすことが出来、
発表会のように
ひとつの作品を踊るのとは
また違った経験が
出来ました。
普通、作品を踊るだけならば
舞台上で過ごすのは
２～３分程です。
私自身も
舞台でレッスンを指導することが
初めてで、
貴重な経験が出来ました。
２０１９年までは
様々な団体が参加する
チャリティー公演に参加し
発表会としてきていましたが、
今回からは
独自で舞台を借りて
発表会を行うことにしました。
初めてのことが沢山で
そういった点からも、
次の発表会に向けて
どのように準備していくべきか
色々参考になりました。
今回は
子供クラスの子達と
保護者様数名で
朝からリノリュウム敷きをし、
バーを組み立てました。
写真は、リノリュウム敷きの様子
レッスンの音出しも。
生徒達が協力し合いました。
これもまた、
レッスンとは違った
よい経験になったと思います。
基本的には
踊る側は
舞台の準備が全て整ったところに
出て行って
踊りますよね。
でもそれは
裏方さんたちの
多くのお仕事ありきのことで、
当たり前に用意されているものじゃない
ということを
自分たちが少しでも
裏方の仕事を経験して
そのことを
身をもって知って、
常に感謝の気持ちを持って
舞台に立って欲しいなと
思います。
