講師ブログ

2017/05/29

「素直であること」について

バレエはもちろん、どんなことでも何かを習う時に一番大切なことは「素直であること」ではないでしょうか。素直に先生の注意点を聞ける、そしてそれを出来るように一生懸命努力する、そうすれば必ず結果がついてきます。当たり前のことのようですが、この「素直であること」なかなか難しいのかもしれません。

ある人が言っていたことに、なるほどなーと思ったことがあります。その人が言うには「素直」とは人間の特性ではないそうです。「素直」とは対、人によるとのこと。つまり「素直になれる」のは相手次第ということです。人は、自分のことを理解してくれる、もしくは理解しようとしてくれる人に対して、「素直になれる」と言うのです。なるほど確かにそうかもしれません。自分のことを分かってくれる人には自然と素直な態度になれますよね。

私の生徒さんで、ひときわ素直に、私の指導の際の注意点を全て必死に消化しようと頑張っている子がいます。それが本当によく伝わってきて、こちらももっともっと指導をしたいと思わせてくれます。その子は他のお教室で習っていたのですが、そこの先生との意思疎通が上手くいかずに悩んでいたようです。私はその子としっかり向き合って、分かり合えたのではないかと思います。だからこそ、そんなふうに「素直に」私に向かってきてくれるのではないかと思います。

私は生徒さん1人1人としっかり向き合い、分かり合いたい、そうすれば必ず素直に向かってきてくれる、そうすればバレエが上達し、精神的にも満たされ、バレエを習うことによってハッピーになれる、そんなスタジオを目指しています。小さいスタジオですので、大きいスタジオのように豪華なことは出来ませんが、少人数だからこそ、これが私には出来ます。

「生徒が素直になれる」教師と生徒の関係は、何よりも大切だと思うのです。